荒らし共栄圏の構成員による楽天モバイル不正アクセス事件の手口の詳細が、捜査の進展に伴い明らかになってきた。

認証情報の入手経路

グループはTelegram(テレグラム)を通じて約3万5000件の楽天モバイルのIDとパスワードを入手していた。「副主席」を名乗る少年は約2000件の認証情報を収集し、「主席」の少年に提供していた。(出典:東京新聞、rocket-boys.co.jp)

不正契約の手順

入手した認証情報を使い、楽天モバイルのシステムに不正ログイン。正規利用者のアカウント上で携帯電話回線(eSIM)を不正に契約した。楽天モバイルのシステムでは1つのIDあたり最大15回線まで追加の本人確認なしで契約可能だったため、この仕組みが悪用された。(出典:piyolog)

ChatGPTによるツール開発

2025年2月に別件で逮捕された中高生3人(滋賀県の中学生、岐阜県の高校生、東京都の中学生)は、自作プログラム2本を開発し、ChatGPTでコードの改良・高速化を行っていた。匿名化機能も実装されており、2024年5月から8月にかけて11人分のIDで105件のeSIM回線を不正に契約。うち1人は「1000件以上」の契約を行ったと供述している。(出典:piyolog、日経新聞)

転売による資金化

不正に契約された回線は1本80ドル(約1万2000円)で転売された。「主席」の少年は約100回線を販売し、総額100万円を超える不正利益を得ていた。資金は荒らし活動の運営に充てられていた。(出典:東京新聞、TBS NEWS DIG)